渋野日向子は20位でフィニッシュ「2週間悔いのないゴルフができた」、7位古江彩佳と来季出場資格クリア

[ 2021年12月13日 05:54 ]

米女子ゴルフツアー最終予選会最終日 ( 2021年12月12日    アラバマ州ハイランドオークスGC=6677ヤード、パー72 )

来季出場資格を獲得し、笑顔を見せる渋野日向子(左)と古江彩佳
Photo By 共同

 米女子ゴルフツアーの来季出場資格を争う最終予選会の最終ラウンドが行われ、29位から出た渋野日向子(23=サントリー)は5バーディー、2ボギーの69と伸ばし通算10アンダー、20位でフィニッシュした。来季出場資格を得る45位以内をクリア、多くの試合に出場できる基準は20位以内となっている。古江彩佳(21=富士通)は通算18アンダー、7位に入った。

 7オーバーの79をたたいた第7ラウンドから一夜。計144ホールの戦いを締めくくる最後の18ホールで、渋野が意地の5バーディーを奪った。

 「昨日が悔しくて、最終日を迎えるのが凄く怖かったんですけど、何とかアンダーで回れたのでいい締め方ができたと思いますし、本当に良い経験ができたと思います」

 出だし1番でボギーが先行も、中盤からギアを入れた。8番パー4で第2打を30センチに寄せてバーディーとすると、続く9番でもスコアを伸ばす。11番で約4メートル、12番では約3メートルを沈め、この日2度目の2連続バーディー。13番をボギーとするも、14番パー4で第2打を1メートルにつけてバウンスバックに成功した。

 ホールアウト後に中継局のインタビューに応じた渋野は、「トータルで見たら自分の成長した部分も見られたし、まだまだだなと思う部分もあって、なんだか忙しかった。2週間、悔いのないゴルフができてよかったと思う」と8日間144ホールの長い戦いを振り返った。そして、来季に向けては「来年、自分がこっちの試合にどれだけ出られるのか分からないけど、そのためにたくさん準備をしないといけない」と語った。

 ▽米女子ツアー最終予選会 米女子ツアーのポイントランク101~150位、8月9日時点の世界ランク75位以内、2次予選会通過者など110人が参加し合計8ラウンド144ホールで争われる。第1週72ホール終了時の70位タイまでが第2週に進出。最終順位で45位までが来季出場資格を得る。20位以内に入ればより多くの試合に出場できる。

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