タイタンズが6連勝 前年プレーオフ出場のチームに5週連続で白星 史上2度目の快挙

[ 2021年11月15日 09:59 ]

パスとランで1TDずつをマークして勝利に貢献したタイタンズのQBタネヒル(AP)
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 NFLは14日に第10週2日目の12試合を各地で行い、タイタンズ(AFC南地区)は地元ナッシュビル(テネシー州)でセインツ(NFC南地区)を23―21(前半13―6)で退けて6連勝で8勝2敗。過去2シーズン連続でリーディング・ラッシャーとなっていたRBデリック・ヘンリー(27)が「ジョーンズ骨折(足の小指付近の疲労骨折)」で離脱したが、今季1試合平均で117ヤードを走破していた大黒柱が不在となってもなお白星を2つ続けた。

 タイタンズは第6週からビルズ→チーフス→コルツ→ラムズ→セインツといずれも昨季のプレーオフに出場しているチームを5週連続で撃破。前年のプレーオフに進出したチームを相手に5週連続で勝利を挙げたのは、2003年第7週から11週までのイーグルス(ジャイアンツ→ジェッツ→ファルコンズ→パッカーズ→ジャイアンツ)以来、史上2チーム目で、今季全体ではシーホークス戦(第2週)とコルツ戦(第3週)を加えて7戦全勝となった。

 QBライアン・タネヒル(33)はパスとランで1つずつTDをマーク。チームのラン総獲得はヘンリー1人の半分程度にすぎない66ヤード(計5人)だったが、守備陣がセインツのQBトレバー・シミアン(29)を4度サックするなどで圧力をかけて流れを変えた。

 QBジェイミス・ウィンストン(27)を膝の故障で欠いているセインツは連敗で5勝4敗。15―23で迎えた第4Q残り1分16秒にTDを挙げたが、同点を狙った2点コンバージョンは失敗した。

 昨季のスーパーボウルを制したバッカニアーズ(NFC南地区)は敵地ランドーバー(メリーランド州)でワシントン・フットボールチーム(NFC東地区)に19―29(前半6―16)で敗れて6勝3敗。4連勝のあとは連敗を喫した。

 QBトム・ブレイディー(44)は220ヤードと2TDをパスで記録。しかし最初の6回のパスのうち2回をインターセプトされて序盤でリズムをつかめなかった。

 ワシントンは連敗を4で阻止して3勝6敗。ただし昨季に新人の最優秀守備選手賞を受賞したDEのチェイス・ヤング(22=2020年ドラフト全体2番目指名)が第2Qに右膝のじん帯を断裂するアクシデントに見舞われ、今季の出場が危ぶまれる事態となった。

 今季未勝利のライオンズ(NFC北地区)は敵地ピッツバーグ(ペンシルベニア州)でスティーラーズ(AFC北地区)と対戦したが16―16(前半10―10、延長0―0)で引き分けて1分け8敗。スティーラーズはQBベン・ロスリスバーガー(39)がコロナ関連の負傷者リストに入っており、この日はライオンズに勝機があったが、4回の攻撃権があった延長ではライアン・サントーン(26)が48ヤードのFGを失敗するなどで得点できなかった。

 <第10週の結果>
 ▼11日
*ドルフィンズ(3勝7敗)22―10レイブンズ(6勝3敗)
 ▼14日
*カウボーイズ(7勝2敗)43―3ファルコンズ(4勝5敗)
*タイタンズ(8勝2敗)23―21セインツ(5勝4敗)
*コルツ(5勝5敗)23―17ジャガーズ(2勝7敗)
*ペイトリオッツ(6勝4敗)45―7ブラウンズ(5勝5敗)
ビルズ(6勝3敗)45―17*ジェッツ(2勝7敗)
ライオンズ(8敗1分け)16―16(延長)*スティーラーズ(5勝1分け3敗)
*ワシントン(3勝6敗)29―19バッカニアーズ(6勝3敗)
パンサーズ(5勝5敗)34―10*カージナルス(8勝2敗)
バイキングス(4勝5敗)27―20*チャージャーズ(5勝4敗)
イーグルス(4勝6敗)30―13*ブロンコス(5勝5敗)
*パッカーズ(8勝2敗)17―0シーホークス(3勝6敗)
チーフス(6勝4敗)41―14*レイダース(5勝4敗)
 ▼15日(日本時間16日)
*49ers(3勝5敗)―ラムズ(7勝2敗)
 *はホームチーム

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