14歳・太田が最年少新女王「パリで金獲りたい」、近代五種全日本選手権

[ 2021年11月15日 05:30 ]

近代五種の全日本選手権女子で初優勝し、笑顔を見せる太田
Photo By 共同

 近代五種の全日本選手権最終日は14日、宇都宮市河内総合運動公園で行われ、女子は14歳の太田捺(なつ、根室スイミングク)が1388点で初優勝を果たした。女子は2010年に始まり、日本協会によると男女を通じて最年少制覇となった。男子は佐藤大宗が1459点で初めて制した。東京五輪代表の岩元勝平(ともに自衛隊)は1438点で4位だった。

 14歳の新女王が誕生した。太田は水泳、馬術で1位になるなど3種目を終えて3位につけ、射撃・ランニングで逆転。最後は12年ロンドン五輪代表で31歳の山中詩乃(自衛隊)を4秒差で振り切り「絶対に抜かれたくなかった。1位が獲れてよかった」と安堵(あんど)の表情だった。今年は苦手の馬術を徹底的に強化。今大会では男女を通じてただ一人の300点満点と成果を出した。24年パリ五輪が行われている時は16歳。「出場して金メダルを獲りたい」と青写真を描いた。

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2021年11月15日のニュース