常翔学園 40度目の花園!部員100人でまずはあと「2」の全国100勝、目標はさらに高みへ 

[ 2021年11月15日 05:30 ]

全国高校ラグビー大会大阪府予選第1地区決勝   常翔学園55―5関大北陽 ( 2021年11月14日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪決勝 常翔学園・関大北陽>花園出場を決めた常翔学園フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 全国高校ラグビー大会の地区予選決勝が14日、各地で行われた。花園ラグビー場で行われた大阪府決勝で、常翔学園、東海大大阪仰星、大阪桐蔭が花園切符をつかんだ。常翔学園は走れるFWが躍動。あと「2」としている全国通算100勝と6度目の栄冠に期待がかかる。

 例年、重量級がそろう常翔学園のFWの今年の特徴は、重い上に動けることだ。5―0の前半18分、プロップ笛木健太が1メートル77、102キロらしからぬスピードで中央を疾走。敵陣10メートルライン付近から22メートル以内に侵入し、味方のトライを呼んだ。

 「プロップだからといって走れないと穴になる。今年は全員で走って、全員で取り切るラグビーです」

 そう語る高校ジャパン候補は、再三の突進だけでなく、鋭いタックルでもチームを支えた。103キロの左プロップの伊藤、1メートル85、120キロの1年生ロック佐藤もよく走った。2トライのSO仲間は「今年の売りは走れるFW」と信頼を寄せる。波状攻撃の連続で時間の経過とともに関大北陽を引き離し、合計9トライを奪った。

 前校名「大工大高」時代から引き続く全国出場は、節目の40回になる。今回2勝すれば、通算100勝になる。巡り合わせよく、3学年の部員はちょうど100人。目指すは、100人で100勝、さらにその上だ。(倉世古 洋平)

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