大栄翔 突き押しさえて正代撃破、通算400勝「体が動いてしっかり攻められた」

[ 2021年11月15日 05:30 ]

大相撲九州場所初日 ( 2021年11月14日    福岡国際センター )

大栄翔(左)が押し倒しで正代を破る
Photo By 共同

 大栄翔は武器の突き、押しがさえて初日から大関の正代を撃破。通算400勝となり「これまでの積み重ねなのでうれしい。今日の相撲は本当に良かった。体がよく動いて、しっかり攻められた」と言葉を弾ませた。初場所で初優勝した実力者は、2日目に照ノ富士に挑戦する。一人横綱から2場所連続の金星獲得となれば初場所のような活躍も期待される。「自分の力をしっかり出さないと勝てないので、集中していく」と表情を引き締めた。

 《正代は幕内500回飾れず》熊本県出身の正代は2年ぶりのご当地で黒星スタート。優勝経験のある大栄翔を右おっつけで一度は崩した。そこから立て直され、左喉輪を交えた強烈な突き、押しに後退し土俵下へ転落した。「立ち合いは悪くなかったけど、その後が出なかった」と悔しがった。幕内500回出場の節目で勝てず、観衆から落胆のため息が漏れた。大関昇進後、初めて臨む九州の土俵で結果を残すために「うまく気持ちの切り替えをしていかないといけない」と表情を引き締めた。

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2021年11月15日のニュース