49歳・葛西は22位 9大会連続五輪絶望も「まだまだ諦めずに狙いたい」

[ 2021年10月25日 05:30 ]

ノルディックスキー・ジャンプ全日本選手権ラージヒル競技 ( 2021年10月24日    札幌・大倉山ジャンプ競技場=ヒルサイズ137メートル )

五輪出場が厳しくなり渋い表情の葛西(撮影・高橋茂夫)
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 NHK杯を兼ねて男女ラージヒルが行われ、冬季五輪史上最多8度出場を誇る49歳の葛西紀明(土屋ホーム)は115メートル、110メートルの合計172・7点で22位に終わり、W杯や下部大会の海外遠征メンバーから漏れ、来年2月の北京五輪出場は絶望的となった。男子は小林陵侑(土屋ホーム)が合計296・0点で2年ぶり2度目のV。ラージヒル初開催の女子は高梨沙羅(クラレ)が115メートル、129・5メートルの235・5点で優勝。男女ともエースが、ノーマルヒルと合わせて2冠を達成した。

 葛西のW杯メンバー入りの条件は優勝だったが、22位に終わった。9度目の五輪への道が事実上絶たれたが、「悔しい成績に終わったが、何が起こるか分からない。9度目の挑戦はまだまだ諦めずに狙いたい」と語った。

 北京五輪代表は来年1月6日のW杯終了時点の個人総合上位5人。葛西が五輪代表になるためには今大会で優勝し、6枠のW杯遠征メンバーに入り、W杯で五輪代表基準を満たすことが条件だった。W杯メンバーの入れ替えも原則的にW杯下部のコンチネンタル杯出場4人が対象となるため、葛西が海外派遣選手10人に入れなかった時点で五輪への道が絶たれた。葛西がそこに入るには成績不振者や負傷者が相次ぐ不測の事態に限られる。

 葛西は「辞める気は全くない。いけるところまでいきたい。キング・カズさんのように。(五輪の)連続は途切れるかもしれないが、次のイタリア(26年)、札幌(30年)まで目指していければと思う」と現役続行の意思を力強く語った。

 《陵侑が圧勝2冠》男子で優勝した小林陵は1回目で首位に立つと、2回目も最高得点で2位の佐藤幸に18・3点差をつけて圧勝した。それでも「調子自体はいいですが、納得はしていない。まだできることはある」と、貪欲だった。欧州での夏のグランプリ(GP)では2戦で優勝と2位。今大会でもノーマルヒルとの2冠と抜群の安定感を見せている。「シーズンを通して世界のトップで戦えるようにしたい」と、北京五輪シーズンへ意気込んだ。

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