太陽誘電 3年ぶりの決勝T進出ならず 先発の新人・寺田は悔し涙「負けることは嫌だし、許されない」

[ 2021年10月24日 16:28 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ1部第10節第2日   太陽誘電0-2トヨタ自動車 ( 2021年10月24日    パロマ瑞穂野球場 )

<太陽誘電・トヨタ自動車>決勝トーナメント進出を逃し、無念の表情を浮かべる太陽誘電ナイン(日本ソフトボール協会提供)@パロマ瑞穂野球場
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 太陽誘電の3年ぶりの決勝トーナメント進出はならなかった。

 「最終節の2試合に勝って(決勝トーナメントを狙える)形にしたかったのですが、できませんでしたね。初回に先制された後、2回の得点チャンスをものにすることができなかったのが敗因です」

 山路典子監督(51)は残念そうに試合を振り返った。

 先制された直後の初回1死一、二塁。4番DP・佐藤みなみ(31)、5番・長友遥(26)が連続三振に倒れた。0―1の4回1死三塁では6番・川村莉沙の打席でエンドランをかけたが、空振りで走者がはさまれ憤死した。「何とかしなければ」と山路監督が動いたものの、得点を呼び込むことはできなかった。

 今年は、エース兼4番打者だった藤田倭がビックカメラ高崎に移籍。シーズン当初はがらりと変わったチーム編成で苦戦が続いた。それでも、東京五輪後の後半戦ではチームを立て直し、前節の第9節終了後は5位タイで決勝トーナメント進出をうかがう位置につけていた。

 大事な試合を任された先発・寺田愛友は1年目の新人。前日のシオノギ製薬戦では、1点リードの6回無死一、二塁のピンチでリリーフし、守り切る快投。この日も7回2失点と好投したが「新人でもチームの投手として勝たなければいけない。負けることは嫌だし、許されない。リーグ優勝しない限りはよかったとは思えない」と敗戦に悔し涙が止まらなかった。

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