京産大が唯一の開幕3連勝で単独首位浮上 平野主将は自然体「今のところは重きを置いていない」

[ 2021年10月24日 16:49 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節最終日   京産大44―14摂南大 ( 2021年10月24日    滋賀県東近江市・布引陸上競技場 )

<関西大学ラグビー 京産大・摂南大>前半、右サイドから中央に突破する京産大PR平野(右)(撮影・椎名 航)
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 京産大が摂南大に44―14で勝ち、唯一の開幕3連勝とした。

 序盤に押し込みながらチャンスを生かせず、逆に先制される嫌な流れ。その後もチグハグな展開だったが、15分すぎから持ち味のFW戦で優位に立った。敵陣深くに攻め込んで、ロックのラウシー、プロップ平野主将がトライ。35分にはラインアウトからのモールでSH広田が飛び込んでチーム3トライ目を挙げた。19―7で折り返した後半も、モールでトライの山を築いた。

 天理大と同大に勝った近大を前戦で破った力を見せ、この日も攻守のバランスの良さが光った。元日本代表SOの広瀬佳司新監督は「前半はミスで流れに乗れなかったが、後半は修正して、京産らしいラグビーをしてくれた」とFWを前に出した勝利を喜んだ。

 チームは8月に部員にコロナ陽性者が出たことで1カ月間部活動が休止になった。そうした影響で延期になった摂南大戦との開幕戦が、この日行われた。これで全チームが3試合を終了。京産大はこの日、4トライ以上のボーナス1点を加える勝利で、通算勝ち点を14に伸ばし、単独首位に躍り出た。しかし、プロップの平野叶翔主将は「僕たちはチャレンジャーの立ち位置。最後に優勝することしか見ていない。今のところの首位に、重きを置いていない」と自然体だった。

 次節は31日に関大と戦う(天理親里競技場)。開幕戦がずれ込んだ影響で、チームは4週連続の試合に臨む。疲労回復もカギになりそうだ。

 勝ち点10の2位に、同大と天理大。近大が勝ち点9で追う。

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