兵庫出身・古江彩佳 地元Vに「本当にうれしい気持ちでいっぱい」 マスターズGCレディース

[ 2021年10月24日 16:49 ]

女子ゴルフ NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2021年10月24日    兵庫県 マスターズGC=6571ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース 最終日> 4番、笑顔を見せる古江彩佳(左)と勝みなみ (撮影・後藤 大輝)
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 国内女子ツアー屈指の賞金総額2億円を誇る「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は24日、最終ラウンドが行われた。単独首位から出た古江彩佳(21=富士通)が4バーディー、1ボギーの69で回り通算12アンダーで逃げ切り、先週の富士通レディースに続き自身2度目の2週連続優勝を飾った。今季5勝目、ツアー通算6勝目。優勝賞金3600万円を獲得し、賞金ランキングは4位から2位に浮上した。

 最終18番。決めれば優勝となる1・5メートルのパーパットを沈めきり、右手を突き上げた。地元・兵庫で初めてつかんだ勝利は、自身2度目の2週連続優勝となった。

 「本当に地元に帰ってきて兵庫県で優勝できたのは本当にうれしい。集中が最後まで途切れなかったのが優勝できた理由かなと思います」

 1打差単独首位から出ると出だしの1、2番と連続バーディー。前半を2つ伸ばして折り返すと、10番でもバーディーを奪う。12番でこの日初のボギーをたたくも、続く13番でバウンスバックに成功した。先に西郷が通算11アンダーでホールアウトし、古江が通算12アンダーで迎えた最終18番パー4。「落とせないな、と緊張しました」と振り返るが、ティーショットでフェアウエーを捉えてきっちりと2オンし、パーをセーブして逃げ切った。一度も首位の座を譲らない、隙のない最終ラウンドだった。

 兵庫県神戸市出身の21歳。有観客で行われた今大会は地元のファンから多くの声援を受けた。「ギャラリーさんの前で優勝できるのはうれしい。格好いい姿で終われたのはよかった」と満面の笑みを浮かべた。今週は自宅からコースのマスターズGCに通った。「お母さんの手料理が食べられるのはうれしいです」と、母の手料理もパワーの源になった。

 19年富士通レディースでのアマチュア優勝を含む過去5勝は全て9~11月に挙げたもの。そして、「秋のビッグトーナメント」である今大会も制した。この勝利で賞金ランキングは2位に浮上。小学生の頃の夢だった賞金女王も見えてきた。ただ、21歳は「あまりその辺は考えないように、自分のプレーが1試合1試合できていけたらいい。今後も楽しんでできたらいいなと思います」と変わらぬ姿勢で、残り5試合を戦う。
 

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