田中希実 五輪後初レースで1000メートル19年ぶり日本新 5種目制覇に意欲

[ 2021年8月21日 05:30 ]

陸上ミドルディスタンス・サーキット大阪大会 ( 2021年8月20日    大阪市ヤンマーフィールド長居 )

東京五輪後初レースで3種目目の日本記録を樹立した田中希実
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 東京五輪女子1500メートルで8位入賞の快挙を達成した田中希実(21=豊田自動織機TC)が五輪後初レースとして非五輪種目の1000メートルに出場し、2分37秒72の日本新記録で優勝した。自身3つ目の日本記録を樹立し、800、5000メートルの新記録もターゲットに定めた。

 五輪後のゆっくりしたい時期であろうと、トップ選手不在で勝負の意味合いが薄いレースでも、田中はいつも通り全力だ。ラスト1周の鐘でギアを上げた。ナイター照明の下でグングン加速。約800人の観衆の拍手も後押しになった。2分37秒72。02年に杉森美保が出した2分41秒08の日本記録を19年ぶりに3秒36更新した。

 東京五輪は無観客だっただけに「お客さんがいる中でタイムが出せてうれしい」とアスリートとしての喜びに浸った。1500メートル、非五輪種目の3000メートルに続く3つ目の日本記録を樹立し「狙っていたので無事に出せてホッとしている」とかみしめた。

 今夏の祭典で大活躍した。5000メートルは予選落ちしたものの、1500メートルで日本記録を連発。日本女子中距離勢として93年ぶりに入賞(8位)した。大会後は「体にガタが来ている」と疲労が蓄積。あいさつ回りなどで多忙を極めた。「(予定の)隙間に練習を入れた」と調整に苦労しながらも、2週間ぶりの実戦でまた新記録。中距離を盛り上げる趣旨の大会で、“看板”としての役割を果たした。今後は「800メートルと5000メートルも狙いたい」と、5種目での日本記録を目標に掲げた。

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