石川遼の“現在地” 連覇を狙った大会で3日目に失速も、スイング改造は「着実に進んでいる」

[ 2021年8月21日 18:31 ]

男子ゴルフ 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第3日 ( 2021年8月21日    北海道・ザ・ノースCC=7148ヤード、パー72 )

<セガサミーカップ・3日目>18番、バーディーパットを惜しくも外す石川遼(撮影・西尾 大助)
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 24位で出た石川遼(29=CASIO)は3バーディー、4ボギーの73とスコアを崩し通算5アンダーで34位に後退した。

 スタートの1番で6メートルを沈めバーディー発進。しかし得意とするパー5の3番で1・5メートルのバーディーチャンスを外し、波に乗れなかった。前半はティーショットが安定せず、6番からは3連続ボギーを叩いた。

 「決めたいところで決めきれなかった。難しい1日になってしまった」

 連覇を狙ったこの大会は、フェアウェーが広く、グリーンも狙いやすい相性のいいコース。だが、周囲が期待していたような3日目のチャージはならなかった。

 1年半前から、先を見据えスイング改造に取り組んでいる。その“現在地”について「見た目の形は良い方向に変わっているのかなと思う」と説明する。

 それでも納得できる状態にはまだまだ至らない。

 「見た目がいい感じになったから、終わりとか完成ではないので。そこからさらにインパクト前後の当て感だったり、その辺りは動画でも分からない最後の部分。そこはまだまだかなと思う」と課題を明かす。

 ただ、一歩一歩前進しているのは、自分でも感じているよう。

 「今のスイングの形にもう少し、脳と体の神経がつながってくる感覚というか、それがもっと回路が開通していけば。今はその回路を開通させる作業の真っただ中。本当に新しい道をつくっている感じですから。その開通のめどがいつなのかはなかなか…。でも着実に進んできているなと思いますね」と話していた。

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2021年8月21日のニュース