池田勇太、ぶっつけ投入の高校時代のパターで1差4位浮上「凄くいい感じで打てている」

[ 2021年8月21日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日 ( 2021年8月20日    北海道千歳市ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )

16番、チップインバーディーを決める池田勇太(撮影・西尾 大助)
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 選手会副会長の池田勇太(35=フリー)が67で回り、通算10アンダーまで伸ばして、首位に1打差の4位に浮上した。比嘉一貴(26=フリー)、上井邦裕(38=三好CC)、西山大広(23=フリー)が通算11アンダーの首位に並んでいる。27位で出た石川遼(29=CASIO)は69の通算6アンダーで24位につけている。

 池田は今週、コレクションの中から古いパターを引っ張り出してきた。尊敬するジャンボ尾崎が開発に携わったTMJのマレット型。その名器が13番で6メートルのバーディーパットを沈めるなど、上位浮上の原動力となった。

 「凄くいい感じで打てている。今日も悪くなかった」。北海道では過去4勝しているが、この大会は縁がない。「元々はグリーンが合わなかった」。7月の日本プロでもパットが原因で金ソンヒョンに競り負け。打開策として頼ったのが、高校時代に一番勝ったというパター。ぶっつけ本番で実戦投入し、復調のきっかけをつかんだ。

 19年に選手会副会長に就任。コロナ禍で、約1カ月半の中断期間中もリモート会議などの対応に追われる日々が続いた。選手と副会長の2役をこなしながら、優勝争いを引っ張るのは大変な役目だが「応援してくださっている方には、成績を出すことでしか恩返しができない」と前だけを見ている。

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2021年8月21日のニュース