アーチェリーのパラ日本代表 コンプライアンス違反で開幕3日前に辞退

[ 2021年8月21日 12:35 ]

お台場海浜公園の海上に到着したパラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」
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 日本身体障がい者アーチェリー連盟は21日、東京パラリンピック(24日開幕)の日本代表メンバーに重大なコンプライアンス違反があったとして当該選手がパラリンピック出場を辞退すると発表した。選手名は公表していないが、男子の長谷川貴大(32=日本テレビ)だったことが判明。「所有者に無断で競技者の複数台の弓に触れる」行為が認定された。

 全日本アーチェリー連盟の安全規定では殺傷能力を持つ道具を扱う競技で安全に関する大原則に反し、選手自身のけが及び暴発による事故を招きかねない行為と規定しているという。

 選手は日本身体障がい者連盟による聞き取りと調査に対して規定違反を認めて反省。東京パラ辞退の意思を示し、同連盟は事の重大性と本人の意志を尊重して出場辞退を受け入れたという。大会3日前という状況での騒動に連盟は謝罪。再発防止に取り組んでいく意向を示した。

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