協会“太っ腹” 銀メダルの女子バスケ 報奨金は金メダル級に増額へ、499万円案も浮上

[ 2021年8月10日 05:30 ]

記者会見を終え、銀メダルを手に笑顔を見せる女子バスケットボール代表選手たち
Photo By 代表撮影

 東京五輪で銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表が75―90で敗れた米国との決勝から一夜明けた9日、都内で会見を開いた。バスケで男女通じて初めて表彰台に上がった快挙を受け、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(63)は独自の準優勝報奨金300万円の増額の検討を開始。金メダル報奨金500万円からマイナス1万円となる499万円にするプランが浮上した。

 歴史的銀メダルへのご褒美に“色”が付く見通しとなった。日本バスケットボール協会の規定では選手への報奨金は金500万円、銀300万円、銅100万円、4位50万円。決勝から一夜明け、三屋会長は「予算と相談して決めたい」と増額の検討に入ることを明かした。関係者は「金メダル並みの価値がある銀。1・5倍ぐらいにはなるのでは」と説明。12日の理事会で議論される予定で、金に一歩届かなかったことから499万円にする案も浮上している。

 今大会の日本(世界ランク10位)は1次リーグを2勝1敗で2位通過。準々決勝でベルギー(同6位)、準決勝でフランス(同5位)と格上を次々と撃破した。決勝では五輪55連勝で7連覇を達成した米国に屈したが、76年モントリオール五輪の5位を上回る史上最高成績を残した。三屋会長はバレーボール女子の84年ロサンゼルス五輪銅メダリスト。メダルの価値、決勝に進む難しさを身をもって知る。開幕前に「金メダルを獲ったら理事会に掛け合って上乗せしたい」と明言していたが、銀でも増額価値があると判断した。

 この日はトム・ホーバス監督(54)と全12選手が会見に臨んだ。高田主将は「最後に負けて悔しいが、バスケ界初のメダルを誇りに思う。小さい選手でも戦えたことで、子供たちに少しは勇気を与えられたと思う」と胸を張った。平均身長1メートル76は出場12チーム中2番目に低い。速さ、粘り強い守備、3点シュートを武器に世界を席巻した戦いは、育成や普及の面でも大きな意味を持つ。米国撃破と金メダルの目標は24年パリ五輪に持ち越された。再出発への活力にもなる報奨金の額が注目される。

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