稲見 スキップ作戦、ツアー休んで五輪コース下見 22日開幕大東建託L欠場へ

[ 2021年7月8日 05:30 ]

ニッポンハム・レディースの練習ラウンドで笑顔を見せる稲見(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフのニッポンハム・レディースは8日、北海道の桂GC(6763ヤード、パー72)で開幕する。東京五輪代表の稲見萌寧(21=都築電気)が練習ラウンド後に会見に臨み、メダル獲得に向けた新たなプランを明かした。

 当初は五輪前週までの国内ツアー全試合に出場する方針だったが、22~25日の大東建託いい部屋ネット・レディース(北海道)をスキップすることを決断。「霞ケ関に行って回ろうかなと思います。改造してからはたぶん、回ったことがないので」と、五輪会場の霞ケ関CC(埼玉)で練習ラウンドが可能な24、25日でコースを下見する。

 同コースで開催された日本ジュニアへの出場経験はあるが、五輪に向けた改造後は一度もラウンドしていない。コースとの相性も重要となる競技だけに、下見の重要性は高い。関係者によると、国内ツアーの移動負担も考慮したという。両日は男女ともラウンドが可能で、世界のトップ選手が一堂に会する。「一番はケプカ(米国)ですね。デシャンボー(米国)のドライバーの音も気になる。楽しみ」と声を弾ませた。

 今年5勝を挙げているが、前週まで2週連続の予選落ち。左へのミスをなくすべく、ショット調整を行っており「まずは予選を通って上位にいけたら」と気負いはない。この日は七夕。「お願い事なんだろう…、ゴルフがうまくなりたい。ゴルフがうまくなれば、オリンピックも上位にいけると思うので」と視線の先には大舞台がある。

 《道産子小祝「地元で優勝を」》北海道北広島市出身の小祝は「ずっと地元大会で優勝したいと思っていて、なかなかいい成績が出せていない。今年こそは優勝を目指して頑張りたい」と地元初Vを目標に掲げた。今大会の総距離6763ヤードは、ツアー史上最長の設定だ。賞金ランキング1位に立つ23歳はこの日、18ホールを回り3Uから6Iまでの長いクラブを重点的に練習。「距離が延びて、難易度も上がる」と警戒した。

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2021年7月8日のニュース