首都圏1都3県は無観客が決定 宮城・福島・静岡は有観客 関係者はさらに削減へ

[ 2021年7月8日 23:37 ]

東京五輪の関係自治体等連絡協議会に臨む東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(左)と丸川珠代五輪担当相(右)。中央はリモートで参加する自治体の首長ら (代表撮影)
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 23日に開幕する東京五輪は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で無観客開催となることが8日、決まった。丸川珠代五輪相が同日夜、大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)など開いた5者協議と、関係自治体との連絡協議会後に明かした。

 宮城(サッカー)、福島(野球、ソフトボール)、静岡(自転車)の会場については、現在の観客数上限の基準「収容定員の50%、1万人以内」を維持し、茨城(サッカー)は学校連携チケットのみ。北海道(サッカーなど)は検討中という。また、16日までに観客数を決める方針だった東京パラリンピックについては、五輪閉幕後に議論する。

 丸川五輪相によると、政府が緊急事態宣言の再発令を決めた東京都の小池百合子知事が、都内会場の無観客を申し入れ、首都圏の3県も「統一的な方向性」で無観客を決めたという。また、批判の声が多いIOCファミリーら関係者の入場についても、「真に必要な人かどうか、より一層の縮減を求めた」という。関係者か参加者が明確に分かれていれば、参加者のみ人数としてカウントする方向で、「開会式も含めて関係者の整理を組織委員会にお願いしたい」とした。

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2021年7月8日のニュース