大野将平 同じ“しょうへい”エ軍大谷に刺激「負けないように活躍したい」

[ 2021年7月8日 19:51 ]

味の素ナショナルトレーニングセンターからオンライン取材に応じた大野将平
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 柔道の東京五輪男子73キロ級代表で2連覇を目指す大野将平(29=旭化成)が8日、代表合宿を行っている東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)からオンライン取材に応じ、同じ“しょうへい”の名を持つ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)に刺激を受けていることを明かした。

 次々に投げかけられる質問に、自分の言葉でよどみなく答えた大野は、後半に「五輪を通じて子供たちに何を伝えたいか」と問われると、「人のために頑張るとか、そういう余裕はなく(自分は)未熟だなと思う。まずは自分のために闘って、見ている皆様の力になり、伝わることがあればいいと思う」と率直な思いを口に。その直後、「同じ名前の大谷翔平選手がスポーツを盛り上げてくれているので、そういうことに感謝して、柔道界の同じ名前を持つ者として、負けないように東京五輪で活躍したい」と語った。

 古武士のようなたたずまいで、五輪では「前回の東京五輪の(古き良き)柔道、そして国際化されたJUDO、両方を感じ取れるような柔道を日本武道館で表現、体現できるように努力したい」と語った大野が、他競技や他のアスリートについて自ら言及するのは異例。今大会の日本勢では、唯一2連覇に挑む立場にあるだけに、「井上監督、鈴木(桂治)コーチが達成できなかった2連覇を達成して、自分自身の手で柔道界に歴史を作りたい」と決意。7月26日、日本武道館の畳で「SHO TIME」の主役になる。

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2021年7月8日のニュース