無観客不可避の東京五輪、今夜5者協議 IOCバッハ会長も参加へ

[ 2021年7月8日 12:35 ]

国立競技場と五輪マーク
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 政府が東京都に対する新型コロナウイルスの緊急事態宣言を再発令する方針を固め、23日開幕の東京五輪が原則無観客で開催される公算が大きくなった。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は8日に羽田空港着の航空機で来日する。

 観客数を巡る政府、東京都、大会組織委員会、IOC、国際パラリンピック委員会(IPC)による5者協議について、複数の関係者は8日夜に開催する方向で調整されていることを明かした。米ワシントン・ポストで“ぼったくり男爵”と表現されたバッハ会長もオンラインで参加予定で、この場で無観客が正式決定となる可能性が高い。

 6月21日の5者協議では東京都などへのまん延防止等重点措置の解除を前提に「定員の50%以内で最大1万人」と決定。ただ、重点措置の延長や緊急事態宣言発令の際には無観客を含めて検討するとしており、組織委の橋本聖子会長も無観客への「覚悟」を口にしていた。

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2021年7月8日のニュース