稲見萌寧 2年ぶり有観客V 大会レコード通算12アンダー 今年8戦4勝、4月は4戦3勝

[ 2021年4月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース最終日 ( 2021年4月25日    静岡県 川奈ホテルGC富士C=6439ヤード、パー71 )

優勝トロフィーを掲げ笑顔を見せる稲見(撮影・西尾 大助)
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 1打差の2位から出た稲見萌寧(21=都築電気)が5バーディー、1ボギーの67をマークし、大会レコードの通算12アンダーで逆転優勝を飾った。20年と統合されたシーズン5勝目、ツアー通算6勝目。今年8戦4勝、4月は4戦3勝と絶好調だ。今季獲得賞金が1億円を突破し、賞金ランキングは4位から3位に浮上した。

 ウイニングパットを決める前に笑顔がはじけた。18番、バーディーパットがカップのそばで止まると、キャディーを務める奥嶋誠昭コーチ(41)にピンを抜いてもらいタップイン。歓声の中、稲見は両手を突き上げた。

 「初優勝は(観客の)皆さんの前だったけど、そこからの優勝は全て無観客。久しぶりに声援の中でカップを掲げることができた」。ツアーは6勝目ながら有観客Vは初優勝した19年センチュリー21レディース以来だ。特別な感慨があった。

 強さを見せつける18ホールだ。1打差を追ってティーオフ。1番の1打目を左のバンカーに入れたが、2打目でグリーンを捉え、8メートルのスライスラインを沈めて首位に並ぶと、2番のバーディーで単独首位に浮上した。

 「最初のホールでバーディーが取れて、2番も微妙なパットを決めて流れをつくれた」。4番パー5は残り35ヤードからの3打目を10センチにつけて難なく伸ばし、2打目がグリーンを大きくオーバーした15番は無理をせずにボギーで収めて、16番でしっかり取り返した。

 今年8戦4勝。好調の要因を「去年に比べてパットが良くなった」と語る。クロスハンドで握るが、右脇を締める癖があった。今年初戦の2週間前に奥嶋コーチから右脇を空けるよう助言され、拳1個分隙間をつくり、球から離れて立った。すると、ストロークがスムーズになり、球の転がりが良くなった。元々アイアンショットの精度はツアー屈指を誇る。優勝の確率が高まるのは必然だった。

 4月は4戦3勝。88年ツアー施行後、史上3人目の最多記録となる月間3勝を達成し、年間最多勝の更新も視野に入る。「勝てるだけ勝ちたい。一番はメジャー優勝を目指したい」。乗ってる21歳の言葉は力強かった。

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