五輪組織委、コロナ対策で「専門家ラウンドテーブル」実施を発表 有識者6人に助言求める

[ 2021年4月26日 19:01 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、都内で理事会を開き、新型コロナ対策として「専門家ラウンドテーブル」を実施することを発表した。安全・安心な大会運営に向け、感染症に専門的な知識を持つ学識経験者6名を招いて、助言を求めていく。第1回の「専門家ラウンドテーブル」は30日に行われ、定期的に4回程度開催する見込みだ。

 理事会の冒頭では、橋本聖子会長があいさつ。25日に東京都など4都府県に緊急事態宣言が発出されたが、「安全・安心な大会を実現する上で、最大の課題はコロナ対策。この夏に向け、さまざまな事態を想定しながら、安全な対策がとれるように準備を進めております」と述べていた。

 観客数の上限については、「4月中に方向性の判断をした上で、緊急事態宣言を踏まえた今後の感染状況の変化などにも柔軟に対応していけるよう、IOC、IPC、政府、東京都などと相談しながら、コンセンサスを得たい」と話した。観客に関しては、すでに海外からは受け入れない方針を決定。観客数の上限の設定や、無観客の可能性などが焦点となっていた。

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