【浅田真央さん、語る(1)】「明日も感謝の滑りを届けたい」「スケートへの愛は強くなった」

[ 2021年4月26日 20:53 ]

<浅田真央サンクスツアー神奈川公演>演技をする浅田真央さん(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんが26日、横浜アリーナで自身が主役のアイスショー「浅田真央サンクスツアー」に出演した。

 ファンに感謝の思いを届けるため18年5月に始まったツアーも、この日と27日の公演で終了する。現役時代に滑ったプログラムを他のキャストもまじえて演じ、日本に感動を呼んだ14年ソチ五輪のフリー「ピアノ協奏曲第2番」のステップなどでファンを魅了。26日の公演後、オンラインで取材に応じた。

 ――公演を終えて
 「千秋楽公演初日を終えたばかりだけど、すごく必死だったので、終わって安心している感じです。明日もあるので気持ちは引き締まっています」

 ――緊張感は
 「今回の201回目の公演も全て出し切れた。自分の今日の滑りも、お客さまの拍手や喜んでいる姿を見て、楽しんでもらえたのかなと思ってホっとしています」

 ――明日に向けて
 「現実的には最後の1回なんですけど、3年前初めてやったときと同じように明日も同じような気持ちで感謝の滑りを届けたい」

 ――サンクスツアーのやりがい、達成感は
 「選手を引退してから試合のような緊張感、達成感はもう味わえないかなと思ったけど、サンクスツアーを通じて緊張感、やりがいを感じていて。選手の時には感じられなかったスケートへの愛は強くなった。心から愛することができたし、楽しく滑ることができた。あしたも1公演残っている。気持ちはすごく引き締まっています」

 ――旅の終わりを決めたのは
 「サンクスツアーが始まった当初はいつ最後か分からない状態で。最初は10カ所くらいでその年に終わる予定だったけど、いろんなところから来てくださいと言葉をかけてもらった。徐々に終わりが見えてきて、最後と決まった時はちょっと寂しい気持ちもあったけど、決められた千秋楽まで全力で滑ろうという気持ちになった。寂しい気持ちはあるけど、全力の滑りを届けてサンクスツアーを楽しんでもらいたい。今年に入ってから最後、横浜アリーナで終わろうと決めた」

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月26日のニュース