【浅田真央さん、語る(2)】「選手の時より充実していた3年間」「リンクにいるのは1人じゃない」

[ 2021年4月26日 20:55 ]

<浅田真央サンクスツアー神奈川公演>演技をする浅田真央さん(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんが26日、横浜アリーナで自身が主役のアイスショー「浅田真央サンクスツアー」に出演した。

 ファンに感謝の思いを届けるため18年5月に始まったツアーも、この日と27日の公演で終了する。現役時代に滑ったプログラムを他のキャストもまじえて演じ、日本に感動を呼んだ14年ソチ五輪のフリー「ピアノ協奏曲第2番」のステップなどでファンを魅了。26日の公演後、オンラインで取材に応じた。

 ――今後のスケート人生は
 「引退してからずっとスケートを続けてきて、すぐにサンクスツアーが始まってずっと滑り続けているけど、明日、自分の力がなくなるまで滑りきって、その後に自分がどうしたいのか。休む時間も作りつつ、前に進んで行けたら。何かしらの形でスケートに携わっていけたらいい」

 ――スケート以外でしたいことは
 「リンクを作るということで進んでいるので、そちらの方、自分の夢に向かって進んで行けたらいい。自分のイメージはいろいろあって、みなさんと相談しながら進めている段階です」

 ――この3年、サンクスは自分の生活の中で占めていたか
 「頭の中で考えているフィギュアスケートのことは選手の時と変わらなかった。選手の時はスケートだけをしていた。今はいろんな経験をしたり、いろんなことができたので、選手の時よりも充実していた3年間で、あっという間に終わってしまった」

 ――どこに充実感を感じたか
 「リンクにいるのは1人じゃないんだなというのはすごく感じていて。メンバーがいてくれて、スタッフの方がサポートしてくれて、お客さんが来てくださってできるサンクスツアー。みんなで作りあげている。アイスショーの時間は緊張はするけど、たくさんの愛にあふれている空間がすごく好きでした」

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月26日のニュース