松山に国民栄誉賞浮上!ゴルフ界初 マスターズ制覇で政界から声

[ 2021年4月16日 05:31 ]

マスターズを制し、グリーンジャケットを着て喜ぶ松山(AP)
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 男子ゴルフのマスターズで初優勝を飾った松山英樹(29=LEXUS)を国民栄誉賞の候補に推す声が上がっていることが15日、分かった。日本男子初の海外メジャー制覇の偉業を成し遂げ、新型コロナウイルス禍に苦しむ日本国民に感動と希望を与えたことが高く評価されている。国民栄誉賞はこれまで26人と1団体(スポーツ界からは11人と1団体)が受賞している。松山が受賞すればゴルフ界初の快挙となる。

 アジア人として初めて「ゴルフの祭典」マスターズを制した歴史的偉業を受けて、スポーツ界に近い政界関係者からは、松山を国民栄誉賞の候補に入れるべきだという声が上がっている。関係者は「国民的な快挙を成し遂げたのだから、その価値は十分ある」と話している。

 松山の活躍は大きな注目を集めた。12日朝にTBSが放送した最終日の平均世帯視聴率は12・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で同局のマスターズ中継で過去最高を記録した。4打差の首位でスタートし苦しみながらも1打差で逃げ切りグリーンジャケットに袖を通した姿は多くの国民の感動を呼んだ。

 松山は東北福祉大在学中の11年4月にマスターズに初出場しローアマチュアを獲得。1カ月前に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた東北の人たちに勇気を与えた。そして今回はコロナ禍に見舞われる日本に明るいニュースを届けた。「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの」という国民栄誉賞受賞者にふさわしい存在だ。

 77年全米女子プロ選手権で日本人初の海外メジャー優勝を果たし、引退後は女子ゴルフの発展に寄与した樋口久子日本女子プロゴルフ協会顧問が14年に文化功労者に選出されたことがあるが、国民栄誉賞を受賞すればゴルフ界からは初となる。

 国民栄誉賞は内閣総理大臣表彰の一つ。首相が授与の検討を指示した後、内閣府が民間の有識者から意見を聞いた上で正式決定となる。今後の動きから目が離せない。

 ▽国民栄誉賞 77年にプロ野球で本塁打世界記録を打ち立てた王貞治の功績を称えるため政府が創設した。当初は広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績を残した個人が対象だったが、11年にサッカー女子W杯で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」に贈る際、団体でも受賞できるよう表彰規定を変更した。直近では18年7月2日にフィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成した羽生結弦に授与された。これまでの受賞者は26人1団体。

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