“二刀流”歩夢 約2年ブランクも「ここからがスタート」

[ 2021年4月15日 05:30 ]

全日本選手権ハーフパイプ最終日 ( 2021年4月14日    札幌市ばんけい )

笑顔の(左から)平野歩、戸塚(撮影・高橋茂夫)
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 決勝が行われ、男子は冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(木下グループ)が89・00点で2位となった。今年の世界選手権を制した戸塚優斗(ヨネックス)が94・25点で2大会連続3度目の優勝を飾った。女子は今井胡桃(プリオHD)が76・25点で4大会ぶり3度目の優勝。小野光希(バートン)が2位に入った。今大会は来季のワールドカップ(W杯)派遣選手選考会を兼ねている。

 今冬まで2年ほどのブランクがあった平野歩が、2回目にフロントサイドダブルコーク1440を入れ、2位に食い込んだ。「久々の国内大会で不安はあったが、楽しかった。自信をつけて、北京(五輪)の場に戻りたい。ここからがスタート」と意欲を示した。

 優勝はその間に急成長した戸塚に譲り、「活躍は刺激。自分も頑張らないと」。スケートボードで出場を目指す東京五輪までは100日となり、「残りの期間はスケボーに集中し、限られた時間で両立したい。自分との闘い。悔いなく終わりたい」と話した。

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2021年4月15日のニュース