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松山英樹の偉業が“1957年第1次ゴルフブーム再現”の起爆剤に

[ 2021年4月15日 06:02 ]

緊急連載 メジャー覇者松山【下】

マスターズ最終日、日本男子初のメジャー制覇を果たし祝福される松山英樹(AP)
Photo By AP

 日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史専務理事(57)は2002~19年にマスターズで競技委員を務めた。今年も打診を受けたものの辞退し、松山優勝の瞬間を現地で見る機会を逃した。それでも「目の前で見られなかったのは残念だが、センセーショナルな凄いことをやってくれた」と感慨深げに語った。

 国内のゴルフ人口は1991年の1784万人から16年には890万人まで半減した。コロナ禍でゴルフの良さが見直される中「松山プロの優勝はゴルフをやらない人にも注目されている。ゴルフに興味を持つきっかけになる」と今回の快挙が起爆剤になると見ている。

 東京五輪に向けても「自国開催だし、相当な責任感と情熱を持って臨んでくれると思う」と日本のエースに期待を懸ける。思い描くのは第1次ゴルフブームの再現だ。

 57年、東京五輪会場でもある埼玉・霞ケ関CCで男子の国別対抗戦カナダ杯(現W杯)が開催され、中村寅吉と小野光一の日本が団体戦を制し、中村は個人戦でも優勝。ゴルフ人気に火が付いた。

 マスターズ王者が自国開催の五輪で金メダルを獲得すれば64年前を超えるフィーバーになることは間違いない。「ゴルフはハードルの高いスポーツと見られていたが、マスターズでイメージは上がった。この流れを止めないことがゴルフ界の責任」と山中氏。JGAは他の団体と連携して普及振興、ジュニア強化に取り組んでいる。「ナショナルチームを強化して海外で活躍できる選手を送り出したい」と“第2の松山”育成への使命感もにじませた。(特別取材班)=終わり=

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