ウィザーズが連勝　ロード6連戦を4勝2敗で終了　八村は12得点

キングスの新人ハリバートンにドリブルしていたボールを奪われる八村（AP）
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　NBA東地区全体12位のウィザーズは14日、敵地サクラメント（カリフォルニア州）で西地区全体12位で7連敗中だったキングスと対戦。123―111（前半70―60）で勝利を収めて連勝を飾り、今季の成績を21勝33敗とした。

　12日には同1位のジャズを退けており、今季最長となっていたロード6連戦を4勝2敗で終了。両軍併せて43回のターンオーバー（ウィザーズ26、キングス17）で計53失点が記録されるなどミスの目立つ試合となったが、このカードは今季1勝1敗。ウィザーズはプレーオフ進出に可能性を残す（プレー・イン・トーナメント）東地区全体10位のブルズとは、残り18試合となった段階で1ゲーム差となった。

　得点部門でリーグ1位（31・0）のブラドリー・ビール（27）は31得点をマーク。ラッセル・ウエストブルック（32）はターンオーバーを7回犯したものの、25得点、15リバウンド、11アシストで6試合連続、今季24回目（通算170回目）のトリプルダブルを達成した。12日のジャズ戦で自身初の6反則退場となっていた八村塁（23）は35分の出場でフィールドゴール（FG）の成功は11本中6本（うち3点シュートは1本失敗）で3試合ぶりの2ケタとなる12得点を稼ぎ、4リバウンドと2スティールを記録した。反則は3回。ただしターンオーバーは3回で、腰高のドリブルをキングスの新人ガード、タイリース・ハリバートン（21）に弾かれる場面が2回あった。

　キングスは22勝33敗。3月17日のこのカードで残り1・3秒に決勝シュートを決めたディアーロン・フォックス（23）が33得点をマークしたが、終盤では点差を開けられて8連敗となった。

　東地区で勝率が同じだった2強同士の対戦は76ersが123―113（前半65―58）で制して単独首位。12日のナゲッツ戦で3点シュートを18本中10本決めて53得点を記録していたウォリアーズのステフィン・カリー（33）はサンダー戦でも16本中11本を成功。42得点をマークして8試合連続で30得点以上をマークした。今季の平均は30・7得点。1位のビールに0・3点差に迫っている。
　
　＜八村の全オフェンス＞
　▼第1Q（出場9分51秒＝6得点）
（1）2分45秒・正面やや左から3点シュート＝×
（2）8分7秒・左ベースライン際からインサイドにカットしてゴール下＝〇（アシスト・スミス）
（3）8分19秒・ゴール下でダンク＝〇（アシスト・スミス）
（4）8分47秒・正面から新人ハリバートンとの1対1。ドリブルからのバックドア・ターンから左手でレイアップ＝〇（アシスト・スミス）
　▼第2Q（出場7分59秒＝2得点）
（5）5分49秒・ビールとのピック＆ロールからペイント内でジャンプシュート＝〇（アシスト・ビール）
（6）6分29秒・ゴール下でシュートに持ち込んだがホワイトサイドにブロックされる＝×
　▼第3Q（出場8分41秒＝2得点）
（7）2分28秒・ペイント内でジャンプシュート＝〇（アシスト・ウエストブルック）
（8）8分41秒・正面からドライブしてレイアップに持ち込んだがホワイトサイドにブロックされる＝×
　▼第4Q（出場7分56秒＝2得点）
（9）5分19秒・左サイドからペイント内にドリブルしてステップバックでジャンプシュート＝×
（10）7分32秒・ウエストブルックが外したシュートをキープして左手でゴール下でシュート＝×
（11）10分33秒・アリウープからダンク＝〇（アシスト・ウエストブルック）

　＜14日の結果＞
バックス（34勝20敗）130―105＊ティンバーウルブス（14勝42敗）
キャバリアーズ（20勝34敗）103―90＊ホーネッツ（27勝27敗）
＊76ers（38勝17敗）123―117ネッツ（37勝18敗）
＊ラプターズ（22勝34敗）117―112スパーズ（26勝27敗）
クリッパーズ（39勝18敗）100―98＊ピストンズ（16勝39敗）
マジック（18勝37敗）115―106＊ブルズ（22勝32敗）
ニックス（29勝27敗）116―106＊ペリカンズ（25勝30敗）
ペイサーズ（26勝28敗）132―124＊ロケッツ（14勝41敗）
ウォリアーズ（27勝28敗）147―109＊サンダー（20勝35敗）
マーベリクス（30勝24敗）114―113＊グリズリーズ（27勝26敗）
＊ナゲッツ（35勝20敗）123―106ヒート（25勝27敗）
ウィザーズ（21勝33敗）123―111＊キングス（22勝33敗）
　＊はホームチーム