東芝がワースト記録更新の大敗 リーチ「プレッシャー受けた」

[ 2021年3月20日 21:52 ]

ラグビートップリーグ第4節代替   東芝5―73サントリー ( 2021年3月20日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東芝・サントリー>サントリーに敗れ、肩を落とす東芝・リーチ(撮影・吉田 剛)
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 サントリーと並んでトップリーグ(TL)歴代最多タイの5度の優勝を誇る名門・東芝が、記録的な大敗を喫した。雷で中止となった1週間前の仕切り直しの一戦で、9トライを許し完敗。後半に1トライを返して零敗を免れ、トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチは「当然、結果は望んだものではなかった。あまり多くは語りたくない。学んだことを金曜日(26日のNTTコム戦)に見せたい」と悔しさを押し隠した。

 接点とセットプレーで優位に立ちたい東芝だったが、相手の勢いとゲームプランが一枚も二枚も上だった。序盤にキックでプレッシャーを受け、中盤以降は相手のテンポの速い攻撃にディフェンスが後手に回った。リーチは「セットプレーのディフェンスが良くなかったし、キックチェースでもプレッシャーを受けてしまった」と話した。

 73失点、68得点差はサントリー戦はもちろん、東芝にとってTL始まって以来のワースト記録。今季は全16チームがプレーオフに進めるため、6度目のチャンピオンへの道はつながっているが、現状でその可能性は極めて低いと言わざるを得ない。ブラックアダーHCは「われわれにはいい選手、リーダーがいるので、ここから立ち上がりたい」、リーチも「試合で経験したこと、学んだことはたくさんある。今後も前向きに準備していきたい」と努めて前を向いた。

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2021年3月20日のニュース