16歳の村瀬心椛は5位「守りに入ってしまった」 スノボ世界選手権スロープスタイル

[ 2021年3月13日 14:48 ]

スノーボード・パーク系種目世界選手権 ( 2021年3月12日    米コロラド州アスペン )

 スロープスタイル(SS)決勝が行われ、女子は16歳の村瀬心椛(ここも、ムラサキスポーツ)が日本勢最高の5位に入った。男子の浜田海人(21=ムラサキスポーツ北海道)も5位だった。

 村瀬は強風に加え気温の上昇により雪が緩む条件に苦戦。3回目には軸をずらした縦2回転、横3回転半の「バックサイドダブルコーク1260」をSSで初成功させ、77・08点をマークしたが「初めて決められたのはうれしいけど、自分のやりたかった技ができずに守りに入ってしまったことが悔しい」と反省が口をついた。W杯やXゲームでビッグエア(BA)を含めて多くの実績を持つが、初の世界選手権で表彰台を逃し「やっぱり五輪と近い大会なので、そこで成績を出したかった」と肩を落とした。

 男子の浜田も悪条件により難易度を落とす内容となり「もうちょっと攻められた」と悔いたが、初出場での入賞には「5位は自分で自分を褒めたい」と前向き。来年の北京五輪へ「明確に目標として見えてきたので、良い方向に進んでいる」と手応えを得た様子だった。

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2021年3月13日のニュース