イングランド意地の逆転勝利 フランス痛恨の初黒星

[ 2021年3月14日 03:58 ]

 欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第4節第1日は13日に行われ、イングランドが地元トゥイッケナムでフランスを23―20で破り、2勝目(2敗)を挙げた。勝ち点を10に伸ばしたイングランドは最終節(20日)では敵地ダブリンでアイルランドと対戦。フランスは初黒星で2勝1敗(勝ち点10)となり、20日の次戦は4戦全勝のウェールズを地元サンドニに迎え撃つ。フランスは第3節(2月28日)のスコットランド戦が新型コロナウイルスの影響で延期となっている。

 キックオフ直後から試合は動いた。フランスは相手キックのカウンターからボールをワイドに動かし、チップキックを追ったSHデュポンが開始81秒で先制トライ(7―0)。イングランドも8分、SOフォードの高速パスからWTBワトソンがトライを決めて7―7と追いつき、14分、19分とCTBファレル主将の2PGで13―7とリードした。しかし、フランスは29分にSOジェリベルのPGで13―10と詰め寄ると、32分にはラインアウトから仕掛け、ジャリベルのロングパスを受けたWTBプノーが逆転トライを挙げた(17―13)。

 後半は8分にフランスのジャリベル、14分にイングランドのファレルがそれぞれPGを決め、20―16となってから膠着(こうちゃく)状態に。イングランドは攻め込んでから反則やミスでボールを失うシーンが目立ったが、36分にラインアウトから相手ゴール前へ迫ると、ロックのイトジェが右中間へボールをねじ込み、ビデオ判定の末に逆転トライが認められた。最後は自陣でフランスの攻撃に耐え、23―20で逃げ切った。

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2021年3月13日のニュース