ウィザーズ連敗 八村は9得点 通算77試合目で初のリバウンド「0」 76ersは4連勝

[ 2021年3月13日 12:08 ]

バクナーのスティールから速攻を仕掛ける八村(AP)
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 NBAウィザーズは12日、地元ワシントンDCで東地区全体首位の76ersと対戦。一度もリードできないままに101―127(前半53―63)で敗れて今季の成績は14勝22敗となった。得点部門1位(32・5)で球宴で先発したブラドリー・ビール(27)の得点は今季2番目に少ない19得点に終わり、チームはここ5戦で4敗目。このカードは今季3戦全敗で球宴明けの後半戦2試合は、112―127で敗れたグリズリーズ戦(10日)に続き、いずれも2ケタ点差での敗戦となった。

 ラッセル・ウエストブルック(32)は25得点、5リバウンド、8アシストをマークしたが、シューターのダビス・バターンズ(28)は第2Qに右脚のふくらはぎを痛めてダウン。八村塁(23)は21分出場して、フィールドゴール(FG)を5本中3本決めて9得点と2スティールを稼いだものの、リバウンドはなし。自身の最少数は過去7回記録している「2」だったが、NBAデビューから77試合目にして初めてリバウンド部門に「0」が書き込まれた。チームのリバウンド本数でも32―49。ウィザーズはインサイドでの攻防で最後まで後手に回った。

 76ersは4連勝で26勝12敗。新型コロナウイルス感染防止規定(プロトコル)の対象となった球宴選出(欠場)の2人のうち、ガードのベン・シモンズ(24)は2試合連続で欠場となったが、今季の得点部門でビールに次いで2位(30・2)につけているセンターのジョエル・エンビード(26)は復帰。23得点と7リバウンドをマークしたものの、第3Qの5分すぎにダンクから着地した際に左膝を負傷し、自分で立ち上がったもののプレー続行は不能となった。先発ガードで今季のスティール部門で10位(1・50)につけているディフェンスのスペシャリスト、マティス・サイブル(24)は第1Q(32―15)だけでドラフト同期の八村らを含めてウィザーズの3選手から3つのスティールを記録。立ち上がりで流れを作る貴重な役目をこなした。

 なおウィザーズは13日と15日に、球宴でMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)を擁する東地区全体3位のバックス(23勝14敗)とホームで2試合を行う。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場8分27秒=2得点)
(1)1分40秒・速攻から左サイド。シュートに持ち込むもエンビードにブロックされる=×
(2)2分26秒・バクナーのスティールから速攻。両手でダンク=〇(アシスト・バグナー)
(3)4分16秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場3分28秒=4得点)
*10分45秒・フリースロー2本=〇〇
(4)11分40秒・速攻からゴール下=〇(アシスト・ウエストブルック)
 ▼第3Q(出場9分9秒=3得点)
(5)2分47秒・左サイドからのドライブから左手でレイアップ。エンビードにゴール・テンディングがコールされる=〇(アシスト・ロペス)
*8分42秒・フリースロー2本=〇×
 ▼第4Q(出場機会なし=無得点)

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