カナダ&豪州 東京五輪に選手派遣へ カギ握る米国は静観姿勢

[ 2021年1月23日 05:30 ]

新国立競技場とJOCビル前の五輪マーク
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 オーストラリア・オリンピック委員会(AOC)は22日、予定通り選手団を派遣する意向を表明。選手、関係者の安全な渡航や競技実施に向け「計画を続行する」との声明を出した。英紙タイムズ(電子版)は東京の32年開催への動きにも言及したが、オーストラリアはクイーンズランド州への32年五輪招致に意欲を見せる。AOCは声明の中で、招致活動を続けるとした。

 カナダ・オリンピック委員会(COC)のシューメーカーCEOは、英紙タイムズの報道を受けてツイッターを更新。「カナダ五輪委は大会の安全な開催が可能と自信を持っている。東京大会に参加する準備を進めていく」などとつづった。

 米国は五輪に世界最大の選手団を送り込み、同国の放送大手NBCはIOCに巨額の放映権料を支払う。開催の鍵を握る存在だが、米オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)も、「五輪が計画通りに開催されないことを示す、いかなる情報にも接していない」としている。

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2021年1月23日のニュース