池江璃花子は55秒35で決勝4位 復帰後初の100メートル 4月の東京五輪選考会へ道つなぐ

[ 2021年1月23日 16:23 ]

競泳・北島康介杯第2日 ( 東京辰巳国際水泳場 )

<北島康介杯2021第2日>女子100メートル自由形決勝、力泳する池江璃花子(撮影・小海途 良幹)
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 白血病からの完全復活を期す池江璃花子(20=ルネサンス)が女子100メートル自由形決勝で、55秒35で4位に入った。

 予選では14組に登場して56秒16で同組2位となり、全体6位で決勝(午後4時19分開始予定)に進出。東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(3~7日、東京アクアティクスセンター)の参加標準記録56秒53も突破した。

 昨年8月の東京都特別水泳大会の50メートル自由形で594日ぶりにレースに出場してから復帰3戦目。初めて100メートルの種目にエントリーして好タイムを出した。

 女子100メートル自由形の東京五輪派遣標準記録は個人種目が53秒31で、リレー種目は54秒42。日本記録は18年11月に池江が記録した52秒79となっている。

<ここまでの池江の道のり>
▼19年2月12日 ツイッターで白血病を公表。
▼同4月8日 日大へ入学。
▼同6月5日 公式サイトで5月下旬に一時退院したことを報告。
▼同9月6日 日本学生選手権を観戦。白血病公表後、初めて公の場に現れる。
▼同12月17日 退院し、24年パリ五輪を目指す意向を表明。
▼20年3月17日 公式サイトなどで406日ぶりにプールに入る姿を公開。
▼同6月19日 所属するルネサンスで競泳ヘッドコーチを務める西崎氏の指導で練習を行うことを発表。
▼同23日 東京五輪開幕1年前セレモニーに出演。世界に向けてメッセージを発信。
▼同8月30日 東京都特別水泳大会50メートル自由形に出場。594日ぶりにレース復帰。
▼同10月2日 日本学生選手権50メートル自由形に出場。25秒62で4位。復帰2戦目ながら0秒70もタイムを更新。

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