佳純、東京五輪への思い「20年卓球をやっている私には最高の舞台。あると信じている」

[ 2021年1月18日 05:30 ]

卓球 全日本選手権最終日 ( 2021年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 女子シングルス決勝>優勝を飾ってコーチと抱き合って喜ぶ石川佳純(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 男女シングルスの準決勝と決勝が行われ、女子は石川佳純(27=全農)が女子最長ブランクとなる5年ぶりの優勝を果たした。決勝で伊藤美誠(20=スターツ)との東京五輪シングルス代表対決を1―3から逆転して4―3で制し、涙を流した。2000年生まれの「みうみまひな」が4年連続で女王に就く若手台頭の流れを止め、歴代3位タイの5度目の栄冠で健在をアピールした。

 【佳純に聞く】
 ――決勝は我慢の展開だった。
 「レシーブでの得点が多く、サーブで得点がなかったので苦しかった。途中からラリーでコースを変えたりしたことが良かった。1ゲーム目はスピードに付いていけなかった」

 ――自粛期間中の周囲の励ましについて。
 「コーチや家族らから“可能性を信じて”と言われた。自分で自分を信じないとだめだなと、思った。バックハンドが良くなって、自信を持って振れるようになった」

 ――東京五輪へ向けて。
 「久しぶりのチャンピオンになれてうれしい。五輪へ準備して最高のプレーをしたい」

 ――五輪開催への風当たりが強い中で、決勝の好ゲームが世間に与える影響は?
 「20年卓球をやっている私には、東京五輪が最高の舞台。あると信じている。一生懸命やっている姿をテレビを通して見てもらえたのはうれしい」

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月18日のニュース