佳純の勝因は?松下浩二氏、メリハリつけた攻撃と強打への対応 ボールに威力も

[ 2021年1月18日 07:30 ]

卓球 全日本選手権最終日 ( 2021年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

女子シングルス決勝でサーブを放つ石川佳純(撮影・北條 貴史)
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 女子シングルスで東京五輪対決を制した、石川佳純(27=全農)の勝因は何だったのか。五輪4大会連続出場の松下浩二氏(53)は、緩急やコースでメリハリをつけた攻撃と、伊藤美誠(20=スターツ)が放つ強打への対応を高く評価した。かつて6年ぶりの日本一返り咲きを経験している松下氏は、女子で5年ぶり優勝の価値にも言及した。

 石川は緩急をつけて伊藤のタイミングをズラしたり、コースも厳しく左右に大きく打っていた。ラリーでつなぐプレーになりがちだったが、決勝は積極的に攻めていた。伊藤も反応して打ち返してくるが、決勝では石川がノータッチで抜くシーンもありボールには威力があった。強打への対応も良かった。石川のブロックの精度が高く、伊藤はクロスに打ってもなかなか決めることができなかった。石川は相手に打たれると下がってしまうところがあったが、最近は打たれても下がらずに前で踏ん張ってプレーすることができている。

 私は01年に男子シングルスで6年ぶりに日本一に返り咲いたことがあるが、当時は年齢層が上の選手が強かった時代。次々に若い有望選手が出てくる今の日本女子で、5年ぶりに優勝した石川は素晴らしい。あまりにも年下の活躍が目立つためにベテランのように映っているが、石川もまだ20代。まだまだ強くなれるし、ピークは先にあると思っている。

 女子は順当に東京五輪代表が決勝に駒を進めた一方で、男子は五輪代表の張本と丹羽が準々決勝で敗れた。全日本は権威があり大切な大会だが、国際大会とはまた別物で、私は五輪に向けての不安は特に感じていない。張本、丹羽は反省点も見つかっただろうし、全日本の敗戦を生かしてほしい。(五輪4大会連続出場、97年世界選手権男子ダブルス銅メダリスト)

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