22歳、堀島8勝目 絶対王者キングズベリーが欠場に「彼がいないうちに勝利を重ねる」

[ 2020年12月7日 05:30 ]

モーグルW杯で優勝し、表彰式でガッツポーズする堀島(全日本スキー連盟提供)
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 フリースタイルスキーのW杯モーグル開幕戦が5日にフィンランド・ルカで行われ、男子は2季連続種目別2位で初の種目別制覇を目指す22歳の堀島行真(トヨタ自動車)が80・86点で優勝し、通算8勝目を挙げた。種目別9連覇中のミカエル・キングズベリー(カナダ)はケガで欠場した。女子は決勝1回目で冨高日向子(多摩大)が7位、川村あんり(東京・日体大桜華高)が8位、柳本理乃(愛知工大)が12位、星野純子(リステル)が13位に終わり、6選手による2回目に進めなかった。

 絶対王者キングズベリーが欠場したチャンスを逃さなかった。今季初戦に出場した選手の中で最も実績がある堀島は、手堅い滑りで他を寄せ付けなかった。

 強みのエアは「リスクを負う必要はない」と難度を落とした。安全策に徹した分、高い完成度を見せ、決勝2回目に進んだ6人の中で最高得点をマークした。

 キングズベリーはケガで全治約4~6週間。「彼がいないうちに勝利を重ねることが、いい結果につながる」と、初の種目別優勝へ向けて取りこぼしが許されないことは分かっている。
 

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2020年12月7日のニュース