スポイラ誌の「年間最優秀選手」に大坂ら5人 ジェームズ、マホームズらとともに選出される

[ 2020年12月7日 13:15 ]

スポイラ誌のスポイラの「年間最優秀スポーツパーソン」に選ばれた大坂なおみ(AP)
Photo By スポニチ

 女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が6日、米スポーツ・イラストレイテッド誌が選ぶ「スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)」の5人に選出された。同賞は競技の実績以外に社会的貢献も重視しており「活動家のアスリート大賞」とも称されていた。

 受賞したのは大坂以外に、NBAファイナルを制したレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)、NFLスーパーボウルで優勝したチーフスのQBパトリック・マホームズ(25)と、同チームのオフェンスガードで、カナダ・モントリオールのマギル大医学部を卒業しているローレント・デュバネイターディフ(29)、米女子プロバスケットボール(WNBA)のシアトル・ストームに所属してここ3年で2度のリーグ制覇に貢献したブレアナ・スチュワート(26)の5選手。大坂は今年の全米オープンでグランドスラム3度目の優勝を飾り、警察の暴力で犠牲となった黒人の名前が入った黒いマスクを着用するなど、人種差別への抗議行動にも積極的に関わっていた。

 ジェームズも警察の暴力や人種差別に声を上げたほか、選挙登録を促す団体を設立。その社会的貢献度が評価され、2012年、2016年に続き史上最多となる3度目の受賞となった。

 2014年のドラフトで6巡目(全体200番目)に指名されたチーフスのデュバネイターディフは、新型コロナウイルスの感染拡大が社会問題となった今季は欠場を表明。カナダ国内では最多となるノーベル賞受賞者を12人輩出しているマギル大の医学部卒業という肩書きを生かし、感染した患者が長期で入所している施設で医薬品の管理などを行っている。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月7日のニュース