福岡国際マラソンに服部勇馬ら 瀬古氏「最低でも2時間6分台を」

[ 2020年10月26日 14:54 ]

服部勇馬
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 福岡国際マラソン(12月6日号砲)の大会事務局は26日、国内招待選手として東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)ら8人を発表した。服部は昨年9月の東京五輪代表選考会(MGC)以来のフルマラソン出場となる。オンラインで会見した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「(服部は)噂では日本記録という話も聞いている。最低でも2時間6分台を出して五輪につなげて欲しい」と期待を込めた。

 福岡の地は服部にとって好相性といえる。2年前の同大会で日本歴代8位(当時)となる2時間7分27秒をマークし、日本人選手として14年ぶりの優勝を飾った。佐藤敏信監督は「一度優勝しているのでコースは熟知している」と、福岡国際出場を決めた経緯もある。服部は今季1万メートルの自己ベストを更新するなどスピード強化にも成功。フルマラソンでは大迫傑(29=ナイキ)の持つ日本記録(2時間5分29秒)も視野に入れて練習に取り組んでいる。

 国内招待選手は服部のほかに、川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)、昨年2位の藤本拓(31=トヨタ自動車)らが名を連ねた。瀬古リーダーは「服部選手以外はパリ五輪への始まりのレースになる。自分の記録を破っていくことが24年パリ五輪につながっていく」と話していた。

 今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため参加人数を大幅に制限して実施。沿道の応援自粛も要請している。

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2020年10月26日のニュース