新大関・正代、番付表で昇進実感 目標は「優勝はもちろん。その日できる一番いい相撲を」

[ 2020年10月26日 10:55 ]

大関・正代
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 日本相撲協会は26日、大相撲11月場所(8日初日・両国国技館)の新番付を発表し、先場所初優勝して大関に昇進した正代が東の2番目に就いた。新大関の誕生は7月場所の朝乃山以来となる。東京都墨田区の時津風部屋で、会見に臨んだ新大関は「番付表の大関という字の下に自分の名前があるのが一番の実感じゃないですか。大関に上がったんだなという感じです」と表情を引き締めた。

 今月16日から両国国技館で行われた合同稽古にも参加。横綱・白鵬や大関・貴景勝らと胸を合わせ「レベルの高い相手と稽古ができたということで、いい稽古だと思う。ここ最近、部屋での稽古がほとんどで気分転換にもなっていい経験にもなった」と振り返った。そして、目標を問われ「優勝はもちろん、したいところ。盛り上がれる相撲取れたらそれでいい。その日できる一番いい相撲を取れたらそれでいい」とうなずいた。

 本来であれば地元・熊本に近い福岡で九州場所が開催されるはずが、新型コロナウイルスの影響で東京開催となった。年間最多勝争いでトップに立つ中、一年を締めくくる15日間を迎え、「最後の場所なので好成績もそうですし、場所で存在感を今まで以上に示せたらなと思います」と抱負を口にした。

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