丸山茂樹流”卒業式” 高校生向けの特別大会を開催

[ 2020年10月16日 05:30 ]

昨年の夏の大会で優勝した岩井明愛と丸山茂樹
Photo By 提供写真

 東京五輪日本代表ヘッドコーチの丸山茂樹(51=セガサミーホルディングス)が、11月21日に市原市の千葉セントラルGCで「丸山茂樹ジュニアファンデーション高校生特別ゴルフ大会」を開催する。コロナ禍で試合がなくなったジュニアゴルファーに経験の場を設けるのが目的で、高校3年生をメインに参加者を募集中だ。ステップアップを目指すジュニアだけでなく、高校で競技ゴルフから”卒業”する3年生にとっても、またとない思い出づくりの舞台となりそうだ。

 丸山は00年に「丸山茂樹ジュニアファンデーション」を立ち上げ、09年に一般財団法人化。同時期に小、中、高校生を対象にトーナメントもスタートし、ゴルフ人口の裾野拡大とゴルフ界の将来を担う人材の育成に力を注いできた。16年以降は春、夏休みの期間中に年2回、大会を開催。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大でいずれも中止となっていた。
 高校生にとってジュニアの試合は貴重な経験の場となる。だが、今年は日本ジュニアや全国高校選手権などさまざまな大会が中止に追い込まれ、その機会が限られてしまった。丸山も当初は選手や関係者の安全面を考慮し、大会の開催には慎重だった。しかし、男女のプロトーナメントが徐々に再開。過去に丸山の大会に出場した選手や保護者からも開催を望む声が多数寄せられようになった。そうした状況を受け対応を協議。他競技の感染症対策なども参考に、事前の抗原検査を含め感染予防に細心の注意を払った上で、日本ゴルフ協会の後援も得て、高校生限定の大会を実施することになった。
 募集は男女各32人で、最終学年の3年生を優先。また春大会の出場権を持っていた3年生には”第一優先権”が与えられる。昨年の夏大会で優勝と2位の”ワンツーフィニッシュ”を決めた岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと=いずれも埼玉栄高3年)姉妹も出場予定だ。2人は前々週の日本女子オープンでそろって予選通過。明愛は14位でローアマを獲得。千怜も前週のスタンレー・レディースで52位となり、姉妹で2週連続のローアマに輝き注目を集めた。双子の父・雄士さんは「丸山さんの試合は参加費などがかからず、プロの試合に出られるチャンスもあり本当に魅力的な大会です。今年は(ジュニアの大きな試合が)なくなってしまったので、こういう機会を設けていただいて本当にありがたいです」と感謝の言葉を口にする。
 丸山が主宰するジュニア大会は費用を協賛社の支援でまかなっており、プレー代やエントリー代は無料。参加者に思いやりのある形で運営されているのが特徴だ。しかも好成績を収めれば、プロの試合に出場できる予選会の挑戦権も与えられる。今回は特別大会のためプロトーナメントにつながる”特典”はないが、大会関係者は「今年で競技ゴルフから卒業しようと思っている高校生にも出てもらって、そこでいい思い出をつくってもらえたらうれしいですね」とさまざまな思いを持つジュニアの積極的な参加を呼び掛けていた。
 申し込みは丸山茂樹ジュニアファンデーションの公式サイトから。28日締め切り。抽選後、30日に当選者を同サイトで発表する。

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