河本結の弟 アマの河本力が1差2位発進 メジャー難コースも「長いとは全く感じませんでした」

[ 2020年10月16日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン第1日 ( 2020年10月15日    千葉 紫CCすみれC=7317ヤード、パー70 )

9番、ラフからの第2打を放つ河本(撮影・沢田 明徳)
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 大会初出場のアマチュア、河本力(りき、日体大3年)が5バーディー、2ボギーの67で回り、首位と1打差の2位につけた。女子プロゴルファーの結(ゆい、22)を姉に持つ20歳が、平均330ヤードの飛距離を武器にメジャー仕様の難コースで好スタート。1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来、2人目となるアマチュア優勝を目指す。66をマークした今平周吾(28=フリー)が単独首位に立った。

 7317ヤード、パー70というメジャー仕様のセッティング。昨季ツアー平均飛距離9位の石川も「非常に長い」と言った。だが、河本の視点は違っていた。

 「距離が長いとは全く感じませんでした。基本、ティーショットはアイアンで。3アンダーを目標にしていたので、いいスタートが切れてよかったです」

 大会初出場。出だし1番の415ヤードパー4のティーショットで握ったのは2Iだった。残り140ヤードを48度のウエッジで「ピンを狙わず」安全にパー発進。バーディーを奪った最終18番パー5も第1打は3W。18ホールで1Wを握ったのは3度だった。

 ブライソン・デシャンボーが飛距離を武器に全米オープンを制し、話題を呼んで1カ月。河本も今大会のために310ヤードに延長された練習場で「越えないように打っている」という飛ばし屋だ。ただ多くのホールで1Wを使ったデシャンボーと異なり、アイアンを多用。飛距離をマネジメントに生かした。パーオン率77・78%は1位。コース戦略が好発進の要因となった。

 将来の目標は米ツアー参戦。小技を得意とする姉・結とはプレースタイルは異なるが、今年から米国で戦う姉から刺激を受ける。「お姉ちゃんに早くこっちに来いって言われて。僕もやらないかんなと」。1日300球だった練習量が、連日500球以上に。「全部のレベルを上げたい」と、これまで以上にゴルフに打ち込んでいる。

 アマチュアVとなれば史上2人目の快挙。スケールの大きさが魅力の大器は「予選通過をして、トップ10を目指して。落ち着いてプレーができれば」と冷静に2日目を見据えた。 

 《なるか史上3組目男女きょうだいV》きょうだいで男女両日本ツアーを制したのは過去2組。男子ツアー通算48勝の中嶋常幸と女子ツアー通算4勝の妹・恵利華(現在の登録名はエリカ)と、男子ツアー通算1勝の長兄・宮里聖志、同7勝の次兄・優作、女子ツアー通算15勝の妹・藍がいる宮里きょうだい。河本力が勝てば、史上3組目になる。

 ◆河本 力(かわもと・りき)2000年(平12)3月3日生まれ、愛媛県出身の20歳。姉・結の影響で5歳からゴルフを始める。愛媛・松山聖陵高2年時の17年全国高等学校選手権春季大会で優勝。前週の下部ツアーのAbemaTVツアー「石川遼 everyone PROJECT」では9位に入った。結が昨年3月にプロ初優勝した際には、キャディーを務めた。得意クラブは1W。1メートル83、85キロ。血液型はO。

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