柔道リオ五輪女子48キロ級銅メダリスト・近藤亜美が現役引退を発表

[ 2020年10月16日 16:00 ]

16年リオデジャネイロ五輪女子48キロ級で銅メダルを獲得した近藤亜美
Photo By スポニチ

 柔道女子48キロ級で、16年リオデジャネイロ五輪銅メダル、14年世界選手権チェリャビンスク大会覇者の近藤亜美(25=三井住友海上)が16日、自身のツイッターで現役引退を発表した。

 愛知県出身の近藤は強豪の大成中・大成高を経て、14年4月に実業団強豪の三井住友海上入り。高3だった13年11月のグランドスラム(GS)東京大会でシニアの国際大会初優勝を遂げ脚光を浴びると、初出場だった14年の世界選手権を制覇。浅見八瑠奈との代表争いを制して16年のリオ五輪に出場し、銅メダルを獲得した。

 リオ五輪以降は渡名喜風南(パーク24)とのライバル関係が続いたが、18年以降は世界選手権代表を逃し、国際大会でも低迷。東京五輪代表には今年2月、渡名喜が内定した。この日、組み合わせが発表された講道館杯(10月31、11月1日、千葉ポートアリーナ)も欠場が決まっており、今後強化指定も辞退するものとみられる。

 近藤はツイッターで「私、近藤亜美は競技生活を引退致します。20年間という途方もない時間を費やして夢を追い続けた結果、少しだけ夢が叶いました。(中略)こんなにも夢中になれるものに出会えて、私は幸せでした。(中略)本当に感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございました。」(原文ママ)などと思いをつづった。

続きを表示

2020年10月16日のニュース