クリッパーズの新監督にタロン・ルー氏 5年契約で合意 ロケッツのモーリーGMは辞任

[ 2020年10月16日 08:22 ]

クリッパーズの新監督に就任するタロン・ルー前アシスタントコーチ(AP)
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 NBAクリッパーズの新監督にアシスタントコーチだったタロン・ルー氏(48)の昇格が決まった。スポーツ専門局のESPNが15日に5年契約で合意に達したと報じたもので、キャバリアーズ時代に監督として3度のファイナルを経験しているルー氏(4季通算で128勝83敗)が、今季の西地区準決勝で3勝1敗からナゲッツに逆転負けを喫したクリッパーズの再建にあたることになった。

 まだファイナルはおろか地区決勝にも進出したことがないクリッパーズでは、7季にわたって指揮官を務めたドック・リバース前監督(59=現76ers監督)が退任。ルー氏は新監督の最有力候補だった。

 またプレーオフ西地区準決勝でレイカーズに敗れたロケッツのダリル・モーリーGM(48)は辞任。マサチューセッツ工科大(MIT)出身の同氏は2007年からロケッツの人事と戦術面を支えてきたが、昨年には香港の人権活動を支持し、中国政府から猛反発を招いたことで渦中の人となっていた。

 なおロケッツはシーズン終了後、スモール・ラインアップによる「ラン&ガン・オフェンス」を駆使して4季にわたってチームをけん引してきたマイク・ダントーニ監督(69)が退任。モーリーGMの辞任も加わって、3点シュートを主体にしてきたチーム・オフェンスの提唱者がともにチームを去っていった。

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