世界陸連コー会長が国立競技場を視察 東京五輪後の世界陸上開催を熱望

[ 2020年10月8日 10:58 ]

国立競技場を視察した世界陸連のセバスチャン・コー会長(撮影・中出 健太郎)
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 世界陸連のセバスチャン・コー会長(64=英国)が8日、新型コロナウイルスの影響で来夏へ延期となった東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムである国立競技場を視察した。前日7日に来日し、スタジアム内の施設やトラックをチェック。「数年前に見た時と姿が一変していて、凄く感銘を受けた。来年の大会開催を楽しみにしている。技術性の高いスタジアムで、とても美しく感じた。ここでアスリートたちが最高のパフォーマンスを実現できるのではないかと思う」と印象を話した。

 7日にはスペインで開かれた競技会の男子1万メートルでジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)が26分11秒の世界新記録を樹立。「我々の選手たちはコロナ禍でも高いパフォーマンスを維持している。来年に向けてもっとたくさん記録が出るのが楽しみだ」と期待した。コロナ感染対策を考慮すると東京五輪は観客をフルに入れて開催できるか難しい情勢だが、「今までと違う大会になる可能性はあると思うが、素晴らしい大会になるのは間違いない。選手が競技に集中できる環境をつくっていきたい」とコメントした。

 コー会長は来日中に大会組織委員会の森喜朗会長や橋本聖子五輪相、室伏広治スポーツ庁長官と面会するほか、週末には世界陸連の技術チームが札幌の五輪マラソン・競歩のコースを計測する。「我々も東京五輪を成功させたい気持ちは強い。世界がこれまで以上にスポーツを頼りにしている思う」と話し、「状況が落ち着けば、また日本に世界選手権を持ってきたいと思っている。できればこの国立で開催したいと思っている」と東京五輪後の世界選手権開催を希望。「トラック、ウォームアップエリアもできれば(五輪後も)維持してほしい。世界の陸上にとってもレガシーとなる施設だと思っている」と注文をつけた。旧国立競技場で開かれた1991年の世界選手権を「今まで一番素晴らしい大会」と評価したほか、2007年の大阪世界選手権、昨年横浜で開催された世界リレー大会にも触れ、「レガシーを維持し、トップクラスの大会を今後も開催できることが非常に重要と考えている」と語った。

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