【しぶこ専属・斎藤大介トレーナーと世界を目指そう(1)】年代に合わせて取り組む4段階トレ重要

[ 2020年10月8日 05:30 ]

子供たちと笑顔を見せる斎藤大介トレーナー(後列中央)(撮影・西尾 大助) 
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 一緒に“未来のしぶこ”を目指そう――。女子プロゴルファー・渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏(34)を講師に迎え、これから世界を目指すジュニアゴルファーに、世界で戦うための「斎藤メソッド」を伝えます。連載第1回は基本的な考え方について斎藤トレーナーが解説します。(撮影協力・コモゴルファーズアカデミー)

 近年、スポーツ科学の進歩によりどの年代にどんなトレーニングをすればいいか、かなり明確な基準ができてきています。

 身長が最も伸びる年齢を表すPHV(Peak of Height Velocity)は男子が13・5~14歳。女子は11・5~12歳。このPHV数値を基に発育年齢を割り出し、世界を目指すためのトレーニングの年代を4段階に分けてメニューを考えます。

 <第1段階>男子は5~7歳、女子は4~6歳。全ての基本的な運動能力を伸ばすのに適しています。

 <第2段階>男子は8~10歳。女子は7~9歳。ゴルフの基本技術を学ぶのに適しています。

 <第3段階>男子は11~15歳、女子は10~13歳。ゴルフの技術をさらに磨いていくのに適しています。

 <第4段階>男子は16~18歳、女子は14~16歳。ゴルフ競技独特の動きや技術を専門的に追求していくのに適しています。

 一般的に運動神経と言われる能力は12歳くらいまでにほぼ形成されます。ですから第2段階までにいろんな運動、スポーツを経験して運動能力を育む必要があります。

 逆に持久力は11~12歳ごろからが一番伸びると言われています。年代的には技術面をさらに磨いていく第3段階と重なります。最後に筋力の強化ですが、これは第3段階の終わりから第4段階にかけて以降が最適な年代となります。

 私が担当した元世界ランク1位リディア・コ、昨年の全米女子オープンの覇者・李晶恩(イジョンウン)両選手が活躍する米女子ツアーでは、いろんな競技を経験した上でゴルフを選び、結果を出している選手もいれば、ゴルフ一筋で運動センスには恵まれていないのに世界のトップにいる選手もいます。二極化している訳ですが今は前者の方が増えています。女子ゴルフ界もどんどんアスリート化が進んでいます。

 私はジュニアゴルファーを指導する際、前者の立場を取ります。いろんな競技を経験し、器用さや強さを備えた選手の方がコーチの言ったことを吸収するスピードが速いですし、飛距離の出る選手が多いからです。小さいころからソフトボールをやっていた渋野選手がいい例です。

 トレーニングには食事やサプリメントに何を選ぶか、さらにそれをどのタイミングで口にするかも大切です。この連載ではトレーニング方法だけでなく、トレーニングに最適な食事やそれを取るタイミングについても書いていきます。次回(15日)から第1段階のジュニアゴルファーを対象にしたエクササイズを紹介します。一緒に世界を目指しましょう。

 ◆斎藤 大介(さいとう・だいすけ)柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格を持つ。男子ゴルフの片山晋呉にトレーナーとして帯同し、ゴルフに目覚める。14年から海外で研さんを積んで独立。16年から米女子ツアーに拠点を移し、リディア・コ、李晶恩ら海外メジャー優勝者のトレーニングを手掛ける。19年11月から渋野日向子を担当。

 《インスタで、しぶこ動画》斎藤トレーナーは自身のインスタグラム(golf_fit_japan)でも渋野日向子らと取り組んできたエクササイズ動画を公開。今連載を機に、ジュニアゴルファー向けの長期育成メニュー作成やオンラインによる相談も始めた。希望者は上記インスタグラムのプロフィール・ページから斎藤トレーナー本人に問い合わせることができる。

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