正代 故郷・熊本に凱旋 恩返し誓う「好成績挙げて喜んでもらうことが僕にできる最大のこと」

[ 2020年10月8日 13:34 ]

2016年の熊本地震以降使われている宇土市役所仮設庁舎を表敬訪問し、市のゆるキャラ「行長しゃん」にお出迎えを受ける大関・正代
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 大相撲秋場所で初優勝した新大関・正代(28=時津風部屋)が故郷の熊本県宇土市に凱旋した。

 前日(7日)に熊本入りし、8日午前中に宇土市役所を表敬訪問。元松茂樹市長らに初Vと大関昇進を報告した。市職員から、あいさつを求められると「え、(それは)聞いてないです」と苦笑いしつつも、「3回目の優勝争いで優勝できた。地元に恩返しできた」と話した。

 コロナ禍の影響で約半年ぶりの帰省。前夜は久しぶりに実家で就寝してベッドの柔らかさに安心した。「地元に帰ってきた実感がしました」。優勝後に「食べたい」と言っていた実家のカレーを、早くも堪能したことも明かした。

 宇土市は2016年の熊本地震で被災し、今年7月には豪雨にも見舞われた。正代は、厳しい環境の中で地元から寄せられた応援にも改めて感謝。「すごく心配しましたし、相撲で好成績を挙げて喜んでもらうことが、ぼくにできる最大のこと。今まで以上に相撲、稽古に取り組む姿勢が強くなった」。地元愛がパワーとなり、優勝につながった。

 場所中に「ストレスで体重が2、3キロ減りました」と、優勝争いのプレッシャーも振り返った。

 元松市長は、「うどし」と読み間違われることが多かった宇土市の読み方が、正代の活躍によって「うとし」と認知された効果を強調。「功績!本当にうれしい」と笑顔だった。

 一方、計画が持ち上がっていた凱旋パレードが、コロナ禍により当面、実施困難となったことには、がっかりした表情。オープンカーまで手配していたことを漏らした元松市長は諦めきれない様子で、「11月場所で優勝して、できたら最高だね」と、11月場所後の実施へ準備を進めるつもりだ。

 正代は9日も地元であいさつ周りを行い、11日までに帰京して12日から稽古を再開する予定だ。

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