原英莉花、4差首位独走 メジャー初Vへ王手 ジャンボ師匠のハッパ受け「いい流れで終始プレーできた」

[ 2020年10月4日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン第3日 ( 2020年10月3日    福岡 ザ・クラシックGC=6761ヤード、パー72 )

メジャー初V王手! 14番、ティーショットを放つ原英莉花(撮影・中村 達也)
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 首位と3打差の2位から出た「黄金世代」の原英莉花(21=日本通運)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算12アンダーで単独首位に浮上した。73と落とした2位の小祝さくら(22=ニトリ)に4打差をつけ、メジャー初優勝に王手をかけた。前週、師匠の尾崎将司(73=I.S.T)から、ナショナルオープンへのハッパをかけられ奮起。昨年6月のリゾートトラスト・レディース以来の2勝目を目指す。

 表情一つ変えなかった。9番ピン右12メートルのバーディーパット。原は下りのフックラインに乗ったボールが、カップに吸い込まれるのを見届けると、小さく拳を握った。この日、このホールでバーディーを奪ったのは出場68選手でたった1人。パットを武器に66をマークし、2位と4打差。身長1メートル73。ダイナミックなゴルフが魅力だった21歳が、新境地を開こうとしている。

 「本当に楽しかったです。集中できていて心では楽しいけど、表情は硬いのかな?いい流れで終始プレーができて良かった」

 1番で6メートル、6番で8メートルを沈めるなど前半パット数はわずか「10」。18ホールでもこの日、最少の24パットとグリーン上が絶好調だ。試合がなかった前週。パットのデータを計測し、バックスピンがかかっていたことを発見した。順回転となるよう、アドレスを調整。「手元を下げて、肩でストロークできるように意識した」。昨季の平均パット数(1ラウンド当たり)は「30・6881」で全体の86位、今季もここまでは「31・00」で94位だったのが一転。3日間晴天で速さを増すグリーンに対応し、「今週の好調につながっている」とうなずいた。

 日本一のゴルファーを決めるナショナルオープン。師匠の尾崎は5度も制している。今大会に向け千葉の尾崎の練習場で調整していると、声をかけられた。「おまえ、来週オープンじゃないかよ!」。直前の大会は37位。自信を失いかけていた原はハッとした。「オープンは大きいものなんだ。強い気持ちで臨もう」。昨年大会では3日目に「77」と崩れて優勝争いから離脱。強い気持ちを持ち、その雪辱も果たした。

 最終日も第3日と同じく、黄金世代の小祝とツーサムで戦う。3打差を追いスタートしたムービングデーで、逆に4打差をつけたが気持ちは変わらない。「何が起こるか分からない。変わらずに攻めて戦う」。6度目の日本女子オープン。今度こそ、頂点をつかむ。

【原英莉花(はら・えりか)】
 ★生年月日 1999年(平11)2月15日生まれ、横浜市出身の21歳。
 ★サイズ 1メートル73、58キロ。
 ★ゴルフ歴 10歳から始め、湘南学院高在学中に尾崎将司に弟子入り。2度目の挑戦だった18年7月のプロテストに合格(90期生)。19年のリゾートトラスト・レディースでプロ初優勝。現在も笹生、西郷らとともに「ジャンボ軍団」に所属する。
 ★飛ばし屋 昨季のドライビングディスタンスは253.33ヤードでツアー全体で4位。
 ★目標 同じ高身長(1メートル85)のミシェル・ウィー(米国)。
 ★性格 昨年の夏には渋野日向子と日焼けを争う「ガングロ決定戦」を開催するおちゃめな性格。練習ラウンドなどでカメラを向けられると、必ずポーズを取るほどサービス精神旺盛。美人プロとして人気を集めるが、笑う際には「アハハハ!」と豪快。
 ★賞金シード 昨季は約7077万円を獲得し、同14位で2年連続シード。

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