朝乃山、やっと白星!三役以上全勝消えて反撃態勢

[ 2020年9月17日 05:30 ]

大相撲秋場所4日目 ( 2020年9月16日    両国国技館 )

勝富士(左)を寄り倒しで下す朝乃山(撮影・久冨木 修)
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 両横綱の休場により出場力士では最高位の東大関・朝乃山がようやく今場所初白星を挙げた。まわしにこだわらない攻めで平幕の北勝富士を寄り倒した。関脇・正代は7月場所優勝の照ノ富士に押し出され、三役以上の全勝は消えた。平幕の阿武咲、翔猿の2人だけが4連勝となった。

 息を荒くしながら朝乃山が今場所初めて勝ち名乗りを受ける。表情は硬いまま。大関が初日から4連敗(不戦敗除く)すれば史上8位のワースト記録。不名誉な数字を辛くも回避しただけでは無邪気に喜べなかった。

 連敗脱出の相撲には気迫がにじんだ。立ち合いの右差しは、北勝富士のおっつけではね返された。相手の引きに乗じて攻め込むと再び右差し。左上手をつかめなかったものの、右腕を返しながら寄り、最後は土俵下に吹っ飛ばした。八角理事長(元横綱・北勝海)は「強引だったけど(相撲内容が)悪くなれば悪くなるほど前に出るのが基本」と評価した。

 所属部屋で関取は自身一人だけ。大関昇進の過程では場所前に強い相手を求めて連日出稽古したが、7月場所後も出稽古は解禁されず、部屋で幕下以下の力士と稽古を重ねた。もどかしい思いを抱えながらコロナ禍の“新様式”に必死に対応している。

 この日は初白星を挙げたものの、リモート取材に応じず国技館を去った。高砂部屋の先輩である元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏は前日にツイッターで「どこの大関なんだよ?恥ずかしい!!」「気持ちの問題だ馬鹿ヤロ!!」など叱る言葉を連投。この日の取組後は「勝ち力ある!!本人自信持って前進む!!なら怒ないよ笑笑」とつぶやき、後輩の初白星に胸をなで下ろした様子。先輩の激励も力に変えながら、4日目にして三役以上に全勝がいない秋場所で朝乃山の逆襲が始まる。

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