車いすテニス上地結衣 全米後初の公の場「東京に向けてヒントがたくさんあった」

[ 2020年9月17日 13:52 ]

コカ・コーラの寄付金贈呈式にオンラインで出席した今井(左上)、上地(右上)、西村詞(下左)、西村碧(下右)
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 車いすテニス女子で全米オープンダブルスで2年ぶり3度目の優勝を果たした上地結衣(26=三井住友銀行)が17日、コカ・コーラの「アスリート応援キャンペーン」による寄付金贈呈式にオンラインで出席した。

 全米を終えて、初めて公の場に登場。東京五輪・パラリンピックの開催に向けて「全米にはヒントがたくさんあった」と提言した。海外から来た選手のために、空港内での動線確保や検査、運営側が貸し切ったホテル内だけで生活できるようなサポートなど、徹底した感染防止対策が実施。「選手の行動は制約されていたが、その過程を踏むことで安心して大会に臨めた。来年の東京ではとても必要な部分になると思う」と振り返った。

 東京パラリンピックに内定している上地は、ダブルスで優勝、シングルスで準優勝と今年初の四大大会で実力を見せつけたが「単複両方で優勝を狙っていたから悔しい」と話した。今後は9月27日から行われる全仏オープンに出場予定。「試合の数をこなすことで、東京パラでは今年以上に力を発揮したい」と決意を口にした。

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