体操・18年ユース五輪5冠 北園丈琉 狙うは清風から15人目のオリンピアン 五輪まで拠点は清風

[ 2020年8月9日 05:30 ]

<体操・北園丈琉練習公開>鉄棒の演技を披露する北園丈琉(撮影・北條 貴史)
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 体操男子で2018年ユース五輪5冠に輝いた北園丈琉(17=清風高3年)が8日、大阪市内の同校で練習を公開した。東京五輪の1年延期に伴い、更なる成長が期待されるホープ。来年4月から徳洲会に所属するものの、東京五輪までは今の拠点を変えないことが判明した。大阪で腕を磨き、ナニワが誇る名門15人目のオリンピアンを目指す。

 1年の延期は、伸び盛りには追い風かもしれない。18年ユース五輪5冠のホープ北園は「東京五輪はなくなったわけじゃないので、その目標はずっと自分の中にある」と、りりしい顔で宣言をした。

 五輪選手を14人輩出した名門・清風高の3年生。通常通り五輪があれば、88年ソウル五輪の団体銅メダルで、フィーバーを起こした池谷幸雄&西川大輔以来となる「現役清風高生の代表入り」をする可能性があった。

 延期でその夢は消えたが、この日、徳洲会入りをする来年4月以降も、東京五輪までは清風高を拠点とすることが明らかになった。

 練習場の白い壁にはOBの写真がずらっと並ぶ。「器用ではない。吸収力が今の技術を生んでいる」と称える徳洲会の監督で、04年アテネ五輪男子団体総合金メダルの米田功氏もその1人だ。同校の梅本英貴監督は「昔からオリンピアンしか飾らないです」と説明。北園は額縁の名手の前で引き続き汗を流し、「15人目」を目指す。

 新型コロナウイルスの影響で2カ月近く、体操の器具に触れることができなかった。その間、プロボクシング世界3階級制覇の怪物、井上尚弥の密着番組を見て「自分を追い込んでいた。こんなにガムシャラなんだと思った」と刺激を受けた。

 現在は跳馬で大技のロペスや床運動でG難度のリ・ジョンソン(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)の習得に余念がない。今後行われる国内選考会まで、必死に腕を磨き、団体代表(4人)争いに加わる。

 ◆北園 丈琉(きたぞの・たける) 2002年(平14)10月21日生まれ、大阪府出身の17歳。3歳で競技を始め、中高一貫の清風へ進学。ブエノスアイレスで行われた18年ユース五輪で個人総合、種目別の床運動、つり輪、平行棒、鉄棒で優勝。19年高校総体は高2ながら4冠を達成した。1メートル48、45キロ。

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