阿炎は出場停止3場所、5カ月50%減俸処分 引退届は預かり、今後は錣山部屋に居住へ

[ 2020年8月6日 17:42 ]

阿炎
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 日本相撲協会は6日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き、7月場所前および場所中に「夜の店」に繰り返し通うなど不適切な行動を取った平幕・阿炎(錣山部屋)について、出場停止3場所処分および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分と決定した。阿炎は結婚したばかりだが、今後は住居を錣山部屋に移し、当面は稽古および日常生活に支障のある場合を除き、外出禁止となった。

 引退届については今後、程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合に、預かっている引退届を受理するとした。また、そのことを了承する旨の誓約書を提出すること、住居を錣山部屋に移し、師匠の直接的な監督下に入ることの3点を条件として、引退届を未受理とした。

 また阿炎と「夜の店」へ同行していた元十両で幕下の極芯道を出場停止2場所、阿炎の師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)は6カ月20%の報酬減額、極芯道の師匠の錦戸親方(元関脇・水戸泉)をけん責、飲食店での泥酔写真がインターネットに流出した田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)はけん責処分となった。

 今後の対応として、「3密」を避けるなど外出・外食の際の注意事項を通知した上で、休日などの行動制限を設け、師匠が厳しく監督するようにした。また、阿炎および極芯道については、当面、稽古および日常生活に支障のある場合を除き、外出禁止とした。 

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